独立に全然向いていない人の特徴はたった1つ!

向いてなくても独立したい!


どうも、わしじゃよ。

「自分に自信があって、どんな時も前向きにぶつかっていける」……そんな人間は稀じゃな。

事の大小はともかく何か壁にぶつかったとき、本当にこのままで良いのだろうかと悩むのが普通じゃ。

こと独立に関しては、失敗すると人生に関わるレベルでの損害が出かねん。

であればことを始める前に自分が独立に「向いている」のか「向いてない」のか、気になるのが人情と言うものじゃ。

そこは否定せんよ。

そこで今回は、独立に「向いてない」人の特徴について考察しようと思う。

あらかじめ言っておくが、結論は「だからこういう人は独立するな」という内容ではない。

わしの話に貴重な時間を割いてくれるということは、「それでも独立したい」と考えているからじゃろう?

わしはその思いに応えたいんじゃ。じゃから安心して読んでおくれ。

ただし、無責任に強引に「やってみろ」とはもちろんならんし、せんよ。「向いてない」という特徴を克服できるかどうか、どう克服すべきか、という話がしたいんじゃ。その方が、建設的じゃろう?

「あなたは独立に向いてない」と言われたら?


「あなたは独立に向いてない。やめた方がいい」

信頼できる人間や、尊敬する人物にそう言われたとしよう。

お前さんは「じゃあやめます」と言えるかの?

言えるなら、まさしく「独立に向いてない」じゃろう。

これはなにも、お前さんに根性がないとか、情熱が足りないとか、そういう話をしているのではない。

もっと現実的で、ある意味客観的な話じゃ。

まず、どんなに近しい人、例えば家族でさえ、お前さん以上にお前さんのことを知っている者などおらん。

お前さんが世界に何の疑問も持たずにこれまで生きてきたなら、あるいは己を知るには内省が足りない可能性もあろう。

じゃが、少なくとも独立してみたいと思う程度には自分や自分の将来について考えたことがあるなら、それはありえない話じゃろう。

相談相手はもちろん、お前さんのことをある程度以上知っているとしても、これまでの人生を常に共に歩んできたわけではない。

良くも悪くも知らない面が多々あるじゃろう。

それを勘案してなお「向いてない」という結論を相談相手が出すならば、どこが向いていないのかを説明してもらうべきじゃ。

そこで「さらに聞くなんて申し訳ない」と思うなら、お前さんはむしろ独立に向いている可能性がある。

仕事とはどこまで行っても結局のところは「人対人」じゃ。

相手に対して気を遣うことができるというのは、貴重な才能じゃ。

会社に勤めておればその部分は多少足りなくても会社の名前や上司、周囲の人間が補ってくれる場合もあるが、独立すればすべてお前さん自身が負わねばならん。

それを今持っているなら、大事にすればきっとお前さんを助けてくれるじゃろう。

まとめ ~ それでも独立するためには ~


……少し話がそれてしまったのう。老人は話が長いもんじゃ。許しておくれ。

独立して失敗するかどうかを決めるのは、困難にぶち当たったときに立ち直れるかどうかじゃ。

先の「向いてないよ」と言われるというのが一番最初で、実は一番厳しい壁じゃろうな。

何しろ始めてもいないうちから否定されるのじゃから、自分には何もない(と思い込みがちじゃ)からのう。親しい人、尊敬している人に言われればなお辛かろう。

挫折から立ち直るのに必要なのは、「自信」じゃ。根拠などなくていいんじゃ。

何? 「根拠のない自信なんて、ただの無謀」じゃと?

確かにそうじゃ。

じゃが、始める前から根拠などあってたまるか。

そもそも根拠とは、事実の上にのみ成り立つものじゃ。

そしてお前さんにとっての事実とは、お前さんの過去と現在にしかないんじゃ。

「独立に成功した過去」でもない限り未来に根拠なぞないし、そんなものがあるなら今ここを読んではおらんじゃろう。

「根拠のない自信」と「ただの無謀」を分けるのは、困難に陥ったとき、自棄になるのではなく、自分が理想に向かって歩いているんだという自負を保てるかどうかじゃ。

ここで気を付けなければならんのは、それを「恋人のため」「家族のため」など外部に負わせてはならん。人間は弱い。辛いときには愛する者たちに当たってしまいかねないからじゃ。それでは元も子もないじゃろう?

とはいえ、自分を責めろ、と言うのともまた違うんじゃ。それはストイックではなく、マゾヒスティックなヒロイズムじゃ。(わしとしたことがカタカナ用語をたくさん使ってしもうたわい)

つまり、苦境に酔うてはいかんと言うことじゃ。一時的に逃避はできても、それ以外良いことなぞ何一つないからの。

「ここで頑張るのは自分のため」「ここで折れないのは恋人(家族)のおかげ」と考えるんじゃよ。

独立したら、さらに次から次へと困難が待ち受けているじゃろう。じゃが、最初にして最大の壁を乗り越えたお前さんなら、それを根拠に自信と自負を保てるじゃろうと、わしは思うよ

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